非磁性体のチューブには渦電流探傷検査が広く実用化されていますが、従来では強磁性体のチューブには様々な要因で適用することは困難でした。このような背景から登場した手法がリモートフィールド渦電流探傷検査です。
図1のグラフは、励磁コイルと検出コイルの間の距離を変化させたときの検出コイルに達する電磁エネルギーの大きさを示します。 励磁コイルからある程度距離が離れると、管外面を伝達するエネルギー>管内面を伝達するエネルギーとなり、この領域を リモートフィールドと呼びます。この領域の適当な位置に検出コイルを配置して検査を行うのが “リモートフィールド渦電流探傷検査”です。 通常図2のように励磁コイルと検出コイルの距離は管内径の2倍以上離して配置します。
リモートフィールド渦電流探傷検査は通常の渦電流探傷検査とは 異なるノウハウが必要となりますが、弊社は豊富な検査実績を 有しております。そして通常の渦電流探傷検査と組み合わせることで 多くのチューブの検査をカバーすることができます。 リモートフィールド渦電流探傷検査では、管端部と支持板の近くでは 不感帯が存在し、きずの検出が困難であるという問題点があります。 しかし、これは水浸式超音波探傷検査と併用することで 解決できます。
▲実際の検査状況
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